今回のシステムの中核技術は、ユーザが振り回しているディスプレイめがけてリアルタイムで画像を投影する投影法にある。ところが、

  • プロジェクタと位置検出カメラが完全には同軸でない。
  • プロジェクタの投影もカメラの視線も、水平面に対して鉛直でない。
  • 従って、カメラ画像上の2次元平面上で検出された円の中心座標から、空間内の水平方向の座標への変換は円の中心の高さに依存する(しかも非線形)!

という状況で、この7時間ほど、座標変換関数にかかりっきりでガリガリコーディング中。そういえば今日は、寺島塾(と内心呼んでいる、社会工学研究会)の第1回目だったよなあ。残念ながら今日はちょっと無理。多摩でやってくれないかなあ。

ここにきて、ようやく何とかそれっぽい近似になったのでよしとした。応募時には、水平方向に移動できるだけ(これなら近似は簡単)だったが、さすがにそれで展示しちゃプライドが許さん。おもしろくないし。これで、視点にしっかり依存しているので、ボウルを持ち上げると、ちゃんと魚の腹が見える。自画自賛だが、予想以上におもしろい。

明日は、水の音入れと、すくったときのアクションと、積み残していた「アニメーション」の読み込みと、説明文投影表示(音声読み上げはあきらめる)と、あとなんだっけか? 日曜は他の仕事が降ってこないので作業にフルパワーが投入できてうれしいが、アクションは今日あと4時間は作業できるから、入れて帰ることにしよう。

日本凱旋展示は、多摩大学のオープンキャンパスで。国内でまだ誰も見たことのない仕掛け、見に来ませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です