多摩大学出原ゼミナール+フランスの大学ESIEAの共同プロジェクト「Project Abyss」が、今年度の Laval Virtual ReVolution 部門において「Welcome」クラスで採択された。
昨年は学部卒業式と重なってしまって残念ながら応募見送りになってしまたが、見事に返り咲きである。特に今年は完全に学生プロジェクトとして動いており、しかもいくつかのゼミからそれぞれの個性を生かした個人が集まってチームになっている点で、教員としては大変楽をさせてもらっている。自己満足に陥ることなく、他の人に実際に使ってもらえる仕組みを提案して評価を受けることで、実践的な開発力が身につく。「経営」を冠する学部で、これだけ実践的に情報技術を鍛えている大学は多くはあるまい。
展示はフランス Laval で、4月9日~13日まで開催される。その前後で、ESIEA Laval 校と ESIEA Paris 校の学生さんと交流し、帰国と同時に今度は ESIEA からの留学生2名を迎えて学内でプロジェクトが立ち上がる。出原ゼミでは、共通の目的もなく「英語で日常会話して友達ができました」というレベルでは「国際交流」とは呼ばない。
多摩大学の設立理念「国際性・学際性・実際性」は、25年たっても少しも色あせていない。かなりの古狸になって、少しは大学に貢献できているだろうか。