学生実験系サーバ ISS (Idesemi Sub-Server) の OS がいよいよサポート切れなので、この機会に機械ごと入れ替えることにする。(今年度予算案に計上しておいた) なにしろ古い機械で、古くはメインサーバとしても使われてきた由緒正しい歴史がある。Asus の Terminator K7 DDR に Duron 800MHz を載せている。他のデスクトップマシンが次々に力尽きて動作を停止するのを尻目に、8年間ほぼ連続稼動していまでも現役だ。偉い。(そういえば、ゼミ室引越のとき、通電中に蹴り倒されたのはこいつだ。)

後継には、また8年使うことを考えて、頑丈そうな HP Proliant Microserver を採用した。HDDのメンテナンスが前面から簡単にできるのは楽でよい。動作確認用に入れた Fedora は、内蔵 HDD2台を RAID1 モードでちゃんと認識して何事もなく動く。それではと本命の OS を入れると RAID コントローラのドライバがないようで、2台別々に認識してしまう。ソフトウェア RAID を使うことにした。

いつも悩むパーティショニングだが、あとで大容量の HDD を2台ミラーリングで増設し /home と /var を移すつもりで、今回は全部で1パーティションとする。swap をミラーリングする意味はないので、sda1 をアクティブに指定して sdb1 とアレイにし、一方 sdb5 を単独で swap にした。(sda5 は未使用) 単純にドライブまるごとハードウェア RAID に任せるよりも、ちょっと効率がよくなるのではないかと期待する。CPU は Athlon II NEO 1300MHz になった。4倍程度の処理速度か? あとは旧サーバからデータを引越しして、ネットワークの設定を書き換えて完了である。

サーバ交換を機に8年を振り返ると、コンピュータの世界は変化が速いと言われているが、本質的なところを抑えておけば、その変化に対応することはそれほど大変ではないと実感する。急速に陳腐化する単なるスキルを学生に教えるつもりはない。

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