寺島実郎新学長を迎えて、多摩大学は、また新しい出発を迎えた。その志は学長あいさつのとおり「人間を育てる教育の場」としての大学を徹底して探求して
いくところにある。これは、この大学の変わらぬ精神であって、学長が替わろうが、教員が替わろうが、揺るがないものだ。
初めて多摩大学にやってきて、当時の野田一夫学長からいわれたことを思い出す。「研究は教育に結びつかなければダメだ。」 良い大学に来たと思った。それ以来、いろいろとやり方は変えているけれど、目指している方向は変わっていない。
その目的を共有できる職員・教員に恵まれ、送り出した卒業生たちの活躍を聞きながら、また新しい一年を頑張っていこうという気になる。さあ、出発だ。